【WPC・WPI・WPH】ホエイプロテインの種類、特徴

食事・栄養

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています

プロテインにはさまざまな種類がありますが、その中でも特に筋肉の合成に有効なのがホエイプロテインです。

一般にも多く販売されているホエイプロテインですが、実は製造工程などにより3種類に分けられることを知っていますか?

  • WPC(ホエイプロテインコンセントレート)
  • WPI(ホエイプロテインアイソレート)
  • WPH(加水分解ペプチド)

この3つのホエイプロテインの吸収速度やタンパク質の純度、価格などの違いについてご紹介します。

ホエイプロテインとは

ホエイプロテインは牛乳を原料としている動物性のタンパク質です。

ヨーグルトの上澄みにできる液体のことをホエイ(乳清)といい、このホエイに含まれているタンパク質からホエイプロテインはできています。

筋肉の合成に必要な必須アミノ酸をバランス良く含んでいるので、筋トレや運動時に傷ついた筋肉の修復に役立つと考えられています。

水に溶けやすく比較的、消化吸収が速いのが特徴です。

ホエイプロテインの種類

ホエイプロテインは製造工程、消化吸収率、タンパク質の純度の違いなどから主に3種類に分けることができます。

  1. WPC(Whey Protein Concentrate)
  2. WPI(Whey Protein Isolate)
  3. WPH(Whey Protein Hydrolysate)

この3種類の特徴についてご紹介します。

WPC(ホエイプロテインコンセントレート)

市販品で最も一般的に多いのがWPC(濃縮乳性タンパク質)のプロテインです。

ホエイ(乳清)をフィルターで膜処理し、ろ過してできた液体を濃縮する「濃縮膜処理法」で作られています。

タンパク質含有量

70〜80%

特徴

原料である乳清に含まれているビタミンやミネラルが多く残っている。WPIやWPHより値段が安くコスパに優れている。

WPI(ホエイプロテインアイソレート)

WPC製法で分離したタンパク質をさらに精製したものが、WPI(分離乳清タンパク質)です。

タンパク質以外の乳糖や乳脂といった成分が除去されている精製度の高いプロテインとなります。

タンパク質含有量

90%前後

特徴

タンパク質以外の大半の成分が除去されているため、乳糖が少ないので牛乳でお腹を壊す方でも飲める場合が多い。WPCより精製度が高い分、消化吸収が速いが値段も高い。

WPH(加水分解ペプチド)

WPCをより吸収しやすくペプチドまで加水分解したものが、WPH(加水分解ペプチド)です。

「加水分解乳清たんぱく質」や「ホエイペプチド」とも呼ばれています。

ペプチドとは、アミノ酸が二〜数十個つながったもののこと。

アミノ酸が2、3個つながった状態を「ジペプチド」「トリペプチド」といい、単体のアミノ酸より体に取り込まれるスピードは速くなります。

タンパク質含有量

80〜90%

特徴

人間が吸収しやすいペプチドの状態まで分解されているので吸収が一番速い。しかし、実際にはペプチドが数個のものだけでなく数十個のものでもペプチドと分類されるため製品によって吸収スピードにばらつきがある場合も。「ジペプチド」「トリペプチド」を選ぶと良い。WPC・WPIより値段は高め。

WPC・WPI・WPHの摂取タイミングの違い

ホエイプロテインはWPC・WPI・WPHの3種類に分けられ、それぞれ特徴が違います。

それぞれの特徴に合わせた最適な摂取タイミングや活用方法についてのおすすめをご紹介します。

ぜひ参考にしていただき、ご自身に合った使い方を見つけてください。

【WPC】コスパ優先・トレ前や間食におすすめ

WPC(ホエイプロテインコンセントレート)は、タンパク質以外の栄養も摂れるためWPIやWPHに比べると多少吸収スピードは劣ります。

しかし3種類(WPC・WPI・WPH)の中で一番安価で味の種類も豊富なので、コスパ重視や初心者の方にはおすすめ。

食事に足したりトレーニング前の摂取など吸収スピードが求められないタイミングの摂取がおすすめ。

【WPI】乳糖不耐症・減量中やトレ後などにおすすめ

乳製品でお腹を下す乳糖不耐症の方は、迷わず乳糖が少ないWPIかWPHを。

またWPI(ホエイプロテインアイソレート)はWPCに比べ低カロリー高タンパクなので、極力プロテインでカロリーを摂りたくないという方にも。

WPCに比べて消化吸収速度が早く、タンパク質含有量も多いためトレーニング後などの速やかに栄養補給が必要な場面の活用がおすすめ。

【WPH】吸収速度優先・トレ中の栄養補給におすすめ

WPH(加水分解ペプチド)は、「ジペプチド」や「トリペプチド」なら単体のアミノ酸よりも吸収スピードは速く、体内での利用効率も他のホエイプロテインより高いと言われています。

そのため、運動中のパフォーマンス維持のための栄養補給として活用するのもおすすめ。

お腹に溜まりにくいので、食事までの時間が短いトレ後などにも。

まとめ

ホエイプロテインは、アミノ酸のバランスに優れており運動のパフォーマンスアップや筋力づくりには欠かせない栄養素です。

製法によりそれぞれのタンパク質の純度や特徴は異なります。

  • WPC 市販品で一番多い。安価で味の種類も多いため初心者におすすめ。
  • WPI 乳糖不耐症の方におすすめ。値段は少しあがるが、より低カロリー高タンパクのため減量中の方にも。
  • WPH ジペプチド・トリペプチドは吸収スピードが他のものより速く利用効率も高いのでトレ中の栄養補給にも。
ぽめ丸
ぽめ丸

目的やタイミングに合わせて、それぞれのプロテインをうまく飲み分けていこう。やみくもに飲むより適切なタイミングに適量を飲むことが大切だよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました