ホームジムを作ろうと思ったらお金も時間も労力もかかるので後悔のないようにしたいですよね。
ホームジムのメリットは、いつでも好きな時に好きな格好で人目を気にせず自分のペースで筋トレができること。
しかし我が家はホームジム歴5年以上でパワーラックもあるのですが、今では近所のジムにも通っています。
天気が悪い時や時間がない時、着替えるのがめんどくさい時は本当にホームジムがあって良かったと感じていますが、最初から作り直せるなら作り直したい・・・。
そこで、実際にホームジムを使い始めて感じた後悔した点や気を付ける点についてお話ししますので、今後のホームジム作りの参考にしてください。
- ホームジムをつくりたい
- ホームジムで後悔したくない
- パワーラックの購入を迷っている
- ホームジムに必要なものが知りたい
ホームジムで後悔したこと
我が家のホームジムは5帖の部屋にラットプルができるケーブル付きのパワーラックとバーベル、プレート、アジャスタブルベンチと可変式のダンベルが置いてあります。
5年ほど経ちますが自宅で筋トレできる環境は嬉しいのですが、部屋が狭いのでパワーラックほど大きい器具ではなくてもよかったなと後悔しています。
せめて部屋が6帖あれば違ったかも・・・
部屋に対して器具が大きすぎた
家を建てる前はホームジムを作るつもりがなかったため、建ててから5帖の部屋にケーブル付きのパワーラックとベンチを置くことになり、かなりギリギリのスペースになりました。
始めはパワーラックさえ使えれば良いと思ってましたが、やはりパワーラックを使わない種目がとてもやりにくい。
ベンチはラックの外に出すのも壁にぶつけそうだしケーブル使うにしてもバーベルをずらす必要があるしとにかく手間がかかります。
筋トレは継続が大事なのに毎回移動するのも面倒で、この種目やめとこうかなとやる気が低下することも。
新築だったから余計になんでも入る気がしちゃってたけど、もうひと回り小さいものなら良かったかも。
メンテナンスが面倒
ジムではマシンやパワーラックは定期的にメンテナンスがされています。
オイルをさしたりネジの緩みがないか定期的に確認しないと思わぬ事故や怪我につながるからです。
もちろん自宅でもメンテナンスは必須です。
そういったメンテナンスを継続的に行える方のみパワーラックなどの器具は購入した方が良いでしょう。
移動や床マットの交換ができない
ベンチやダンベルだけなら床マットの交換や器具の移動も簡単ですが、パワーラックを置いてしまうとそうはいきません。
パワーラックを置くなら床マットはそこそこ質の良いものを敷いておいた方が良いでしょう。
我が家はパワーラックが高かったので床マットを安くおさえようとケチったところ、ゴムの臭いがなかなか消えないうえに汚れがつきやすいマットだったため後悔しています。
パワーラックは簡単に持ち上げられるものではないので一度バラしてまた組み立てる必要があります。
時間も労力もかかるので、パワーラックのような大きいものを置くなら床マットはケチらないことをおすすめします。
使わなくなった時の処分が面倒
パワーラックやベンチ、ダンベルなどトレーニング器具は重量も大きさもあるので簡単には捨てられません。
フリマアプリで売るか、リサイクルショップに持って行く。もしくは、粗大ゴミとして出すか業者に依頼して回収してもらうことになるのでお金がかかる場合もあります。
とにかく手間と時間とお金がかかることは間違いないです。
正直パワーラックがいらない
ホームジムを作って一番後悔しているのが、パワーラックがいらないかもということ。
自宅でスクワットやベンチプレスができることはとても嬉しいのですが、高重量を扱うわけでもないので今となってはハーフラックでよかったのでは?と思っています。
(安定性と安全面を考慮するならパワーラックだけどとにかく大きすぎた)
ラットプルができるケーブルがついてはいるものの非常にやりにくいうえに音がうるさいため正直使いにくさはあります。
ケーブル一体型のものは確かに便利ですが、ケーブルを使う時にはバーベルをどかさないといけないしケーブルの分、幅をとるのでさらに部屋は圧迫されます。
パワーラックはハーフラックより安定感があるので、しっかりトレーニングスペースが確保できて価格も気にしない方なら良いかと。
- パワーリフター並みのトレーニングがしたい
- BIG3を高重量でやりたい
- ジム並みの環境を整えたい
- 敷地もお金も余裕がある
ホームジムで後悔しないために
ダンベルやベンチだけでも安い買い物ではないので、ホームジムをつくるにあたり後悔しないためのポイントをおさえておきましょう。
いきなり大きいものを買い揃えない
我が家は家を建ててすぐにパワーラックという大物を購入してしまいました。
そのため、5帖という部屋のスペースの使い方を理解できておらず筋トレがしにくい空間に。
まずはベンチとダンベルから始めて、部屋の中での筋トレの動線を考え、大物を置いても今まで通りの筋トレを行うスペースがあるのか確認し徐々に増やしていきましょう。
強度や防音・家族や大家さんへの確認
床が抜けることは現代の家屋ではほぼありえませんが、重さを分散させるための床の補強は必須です。
我が家もジョイントマット・合板コンパネ・ゴムマットの3層構造で補強した上にパワーラックを置いています。
また、一軒家であってもバーベルとラックの当たる金属音はなかなかの大きさですので、ご近所への配慮とともにご家族の同意も事前に得る必要があります。
賃貸であれば、床を傷つける恐れもありますし騒音トラブルになりかねないので大家さんへの確認も忘れずに。
賃貸でパワーラックなどの器具を置くなら承認が必要な場合もあるので必ず確認を。
どんなトレーニングをしたいのか把握しておく
自分のやりたいトレーニングが果たしてホームジムでやりきれるのか事前に把握しておきましょう。
レッグエクステンションやレッグプレスのようなジムでしかできないような種目がはずせない場合は結局ジムに通うことになります。
初めからジムとホームジムを併用すると割り切るのであれば、それこそパワーラックのような場所を取るものをわざわざ買う必要はなくなります。
十分な設置スペースがあるか
ホームジムで完結させるためにケーブル付きのパワーラックを買っても、部屋ぎりぎりのサイズでは動きにくいため結局ジムに通うなんてことも。
↓我が家は5帖の部屋にパワーラックとベンチを置いたため、ベンチと壁の距離が近すぎて移動させる最中に壁にぶつけたことも・・・
嬉しくなってついあれこれ買いたくなりますが、設置スペースに対し器具を置いた上で自分が動くことをイメージしてある程度のゆとりを持った配置を考えましょう。
本格的なホームジムにしたいのならひと部屋つぶすくらいでないと、トレーニング器具は思った以上に圧迫感があるので注意です。
近隣のジム、オープン予定のジムをチェック
我が家はもともと近くにフリーウエイトができるようなジムがなかったため、パワーラックの購入を決めました。
しかし5年経った今は自宅近くのジムにフリーウエイトエリアが作られたため、結局ジムにも通っています。
ジムに通う理由としては、
- 自宅のパワーラックより使いやすい
- 大きい鏡でフォームが確認できる
- 有酸素もできる
- 自宅の可変式ダンベルが面倒
といったところです。
やはりホームジムの敷地がめちゃくちゃ広くない限りは、施設のジムの方が使いやすいです。
近日中にオープン予定のジムがないかくらいはチェックしておいた方が、後悔せずに済むでしょう。
ホームジムに必要なもの
ホームジムをつくるのに必要なものについてご紹介します。
ラックやバーベルを置くのなら、床の補強だけは後悔しないために最初にしっかりしておくことをおすすめします。
ジョイントマット
ジョイントマット・コンパネ・ゴムマットの3層構造にしておくとパワーラックなどの大きい器具を置いても重さを分散し、床をしっかり保護することができます。
床の上に置く1層目がジョイントマットになります。コンパネの下に敷くことでカビ対策とこすれ対策、クッション材の役目になります。
クッション材の役目なので厚さは2センチあると安心。
コンパネなど木材の板
床補強の2層目が床への負荷を分散させるためのコンパネです。
ラックやバーベルのような重さのあるものを扱うなら必須です。
厚さ20mm以上、910mm×1,820mm以上の大きさがあると安心。ホームセンターなどで購入できます。
ゴムマット
床補強の3層目、一番表面にくるのがゴムマットです。
クッション性が高いと沈み込んでしまいトレーニングに支障が出るので、ある程度の硬さがあり滑りにくいものを選びましょう。
ラックなどは置かず、ベンチとダンベルだけのホームジムならゴムマットだけでも十分です。
ベンチ
ホームジムに欠かせないのがベンチです。
幅広いトレーニングをするなら、背もたれの角度が変えられるアジャスタブルベンチをおすすめします。
せまい室内で使うことを考えると移動がしやすいキャスター付きだとラクです。
幅広いトレーニングに応用できるベンチは長く使うことを考え、値段より使いやすさと強度を重視しよう!
ダンベル
ホームジムで使うなら場所を取らない可変式のダンベルがおすすめ。
固定式ダンベルの方が、重心が適切で耐久性が高いなどのメリットはありますが、とにかく場所を取るうえに高いです。
可変式ダンベルも種類がありますが、プレートロードタイプは安いですが重量変更を行う頻度が高い人にはおすすめできません。
シャフトに重量プレートをつけ留め具で固定するタイプ。重量プレートの着脱が非常に面倒で時間がかかる。我が家はこれにして毎回重量変更めんどくさい。
重量の切り替えがラクで使いやすい「FLEXBELL」のようなダンベルがおすすめです。
ハーフラック
ダンベルとベンチのトレーニングだけでは物足りないという人にはハーフラック。
パワーラックよりはコンパクトで値段もおさえられますが、セーフティーバーがちゃんとついているか、ベンチプレスをするならセーフティーがどこまで下げられるかなどは確認しておきましょう。
また、耐荷重や部屋に入る大きさで、かつ安全に使えそうかどうかの下調べも必須です。
バーベルセット
ハーフラックやパワーラックを購入するならもちろんバーベルセットも必要になります。
オリンピックシャフトとスタンダードシャフトがあり、耐荷重や長さ、バー自体の重さなどに違いがあるので自身の扱う重量など目的に合わせましょう。
- 高重量のBIG3をやるのであれば競技用のパワーリフティングバーベル(オリンピックシャフト)
- そこまで重量を扱わず、とにかく金額をおさえたい場合はスタンダードシャフト
また、購入する際は以下のポイントもおさえておくと良いです。
まとめ|ホームジムは自分の目的に合わせて計画的に
ホームジムも計画的に作らないと
- 部屋にたいして器具が大きい
- メンテナンスが面倒
- 移動や床マットの交換ができない
- 使わなくなった時の処理が大変
- 購入した器具が使いにくい
という点で後悔することになります。
私にはパワーラックが必要なかったかもと思っているので、自分が行う筋トレの内容と強度をしっかり把握したうえで器具は購入するべきです。
ホームジムを作ったこと自体に後悔はしていませんが、今となっては「もっと良いベンチを買えば良かった」「もっとちゃんとしたマットにすればよかった」と思う点は多々あります。
安い買い物ではないからこそ、自分が後悔しないような長く使えるホームジム作りをしていきましょう。
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